中国から日本へ商品を送るには?

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越境EC物流ルート徹底比較【保存版】

中国から日本への越境EC物流は、ビジネスの成否を左右する重要な要素です。本記事では、主要な物流ルートを比較し、それぞれの特徴、メリット・デメリット、適したシーンを詳しく解説します。
特に、小規模事業者や初心者にとって最適な選択肢を明確にし、物流の安定性とコスト効率を高める方法をご紹介します。

方法①:FBA直接納品(中国→Amazon倉庫)

特徴

中国の工場やサプライヤーから、直接AmazonのFBA倉庫へ商品を納品する方法です。販売開始までのスピードが速く、在庫管理も一元化できます。

使用される物流手段
  • DHL、FedEx、UPSなどの国際航空便(エクスプレス)
  • 日中専用物流(EC特快便・FBAチャーター便)
  • 海運(FOB・DDP)+通関代行付きFBA搬入サービス

メリット
  • 納品から販売までのプロセスがスムーズ
  • Amazon Prime対応、自動発送、返品対応が容易
  • 大規模な取引において効率的

デメリット
  • Amazonの厳格な納品ルール(ラベル貼付、梱包基準など)への完全対応が必要
  • 通関手続きや税関書類の不備による遅延リスク
  • FBA倉庫への納品には事前予約が必要で、通関後のスケジュール調整が困難
  • 納品予約が取れず、港での滞留費用が発生する可能性も

おすすめシーン
  • FBA納品の流れを熟知している事業者
  • OEM商品など、既にFBA基準を理解したリピート発注
  • 単価が高く、納期に余裕がある場合

方法②:国際宅配便(DHL・FedEx・EMSなど)

特徴

中国のサプライヤーから商品を一度自社や自宅へ送付し、その後FBA倉庫へ納品する方法です。また、DHLなどを利用して直接FBA倉庫に送ることも可能です。

使用される物流手段
  • DHL Express、FedEx International Priority
  • EMS(中国郵政 → 日本郵便)
  • eパケット・小型包装物(コスト優先)

メリット
  • 配送スピードが速い(3〜7日程度)
  • 1箱から出荷可能で、小ロットに対応
  • 税関手続きが代行されるため、初心者にも安心

デメリット
  • 航空便のため、送料が高くなりやすい
  • 重量制限や危険物制限がある
  • 数量が増えると、FBAへの個別納品準備が手間に

おすすめシーン
  • サンプルやテスト販売用の少量商品
  • 初回仕入れで品質を自分で確認したい場合
  • 時間を優先し、早く販売を開始したい場合

方法③:転送倉庫サービス(日本国内の中継倉庫)

特徴

中国から日本国内の提携倉庫(転送倉庫)へ商品を送付し、FBA納品のための準備(ラベル貼付、検品、梱包など)を行った後、国内配送でFBA倉庫へ納品する方法です。

近年、FBA納品に特化した中継倉庫が増えており、FBA対応を専門的に代行してくれる業者も多く存在します。

使用される物流手段
  • 中国→日本:海運コンテナ便(LCL)または航空便(EC物流)
  • 日本国内配送:ヤマト運輸、佐川急便、Amazon提携配送便
  • 中国国内→集荷センター→検品→日本中継倉庫→FBA搬入(当社対応可)

メリット
  • FBAラベル貼付・梱包作業を代行可能(納品代行)
  • 関税・通関処理も全て一括管理可能
  • 工場にFBA対応の知識がなくても安心
  • 納品予約の調整が容易で、港での滞留リスクを回避

デメリット
  • 中国→倉庫、日本倉庫→FBAの2段階配送による追加費用
  • 納期はやや長め(通常7〜14日)
  • 信頼できる転送業者・検品業者を選ぶ必要あり

おすすめシーン
  • 中国の工場がFBA経験ゼロの場合
  • 複数SKUをまとめて納品したい場合
  • 検品、アソート、撮影などマーケティング支援も含めたい場合

当社の転送倉庫サービスのご紹介

弊社は、日本国内にAmazon納品対応の転送倉庫を運営しています。
中国から日本への商品輸入を、下記のように一貫してサポートしております:
  • 中国からの海運・航空便の集荷
  • 日本到着後の通関・保税管理
  • ラベル貼付・FBA梱包・納品手配
  • 商品の検品、撮影、ギフト包装等の個別対応

特に、FBA納品の予約や通関の手間でお困りの方へおすすめです。
港での滞留リスクを完全回避し、**“予定通り届く安心物流”**を実現します。

まとめ

中国→日本の越境EC物流は、「安さ」だけで選ぶ時代から、「安定して届くこと」重視へと変化しています。
  • スピード重視:国際宅配便
  • 安定運用&FBA対応:日本国内転送倉庫(特に当社がおすすめ)
  • 大ロット&経験者向け:FBA直接納品(リスクに注意)

あなたのフェーズ・商品特性・工場状況に合わせて、最適な物流ルートを選ぶことが成功の鍵。

まずはお気軽にご相談ください。物流が整えば、売上は加速します。