アリババ仕入れでありがちな失敗5選

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〜個人の好みだけで選んでしまう前に読むべきこと〜【2025年最新版】

中国輸入ビジネスを始めようとする多くの方がまず訪れるのが、「アリババ(1688.com / Alibaba.com)」という巨大仕入れプラットフォームです。
商品数が豊富で価格も安く、夢が広がる一方で、最初の“選品ミス”が大きな損失につながることも珍しくありません。

今回は、特に「初心者がやりがちだけど気づきにくい」アリババ選品の失敗例を5つ、具体的にご紹介します。

① 個人の好みで選んでしまう

「この色が可愛い」「自分が使いたい」「家族にウケそう」——
気持ちは分かります。でも、自分の好み=売れる商品ではありません。

アリババでの仕入れは、“自分が使う”ではなく“誰かに売る”ための行為。
そのためには、実際にAmazonや楽天で売れているかどうか、市場データを確認することが大切です。

✅ 失敗例:
・自分が好きな和柄の雑貨を大量に仕入れたが、出品後まったく検索されなかった。
・おしゃれなボトルを選んだが、実は日本では既に飽和状態の商品だった。

② Amazonの販売規約に合っていない商品を仕入れてしまう

日本では販売が制限されている商品、あるいは検疫・通関で止まる商品があります。

✅ 例:
・カトラリー、マグカップ、哺乳瓶など、「食品衛生法」に基づく検査や申告が必要。
・バッテリー内蔵商品はPSEマークの表示が義務。
・香り付き製品(アロマ、スプレーなど)は化粧品扱いとなる可能性。

**確認不足で仕入れてしまい、結局販売できなかった……**という事例も後を絶ちません。

③ 実績やレビューを見ずに注文してしまう

アリババには玉石混交の業者がいます。
販売履歴・レビュー・リピート率は、品質・対応・納期の安定度を見極めるための大切な指標です。

✅ よくある落とし穴:
・評価ゼロの新規業者から安さにつられて発注
→ 商品は届かず、アカウントも連絡不能に。
・画像では良さそうに見えたが、届いた実物は別物だった。

→ 必ずサンプルを取り寄せる or 実績豊富なゴールドサプライヤーを選びましょう。

④ 利益計算が甘い(送料・手数料・税金を含めていない)

「仕入れ値が300円だから、1,000円で売れば700円の利益!」
と思ったら大間違い。

✅ 実際は:
・国際送料(1商品あたり200円〜)
・検品・ラベル・梱包費用(50〜150円)
・FBA納品費(100円〜)
・Amazon販売手数料(15〜20%)

これらを差し引くと、実際の純利益は100円以下なんてこともよくあります。

⑤ OEMやロゴ印刷の対応を誤解している

「ロゴを入れたらオリジナル商品になる」
これは一理ありますが、相手工場にOEM対応の経験がない場合、思った通りに仕上がらないこともあります。

✅ 実際の失敗例:
・ロゴ位置がズレて印刷されていた
・指定した色が再現されていなかった
・パッケージが破損して届いた

→ 試作・サンプル確認・仕様書の作成は必須。
中国語に不安がある場合は、代行業者や転送倉庫の利用がおすすめです。

まとめ:選品は「リサーチ・確認・交渉」がカギ

アリババでの仕入れは、価格面の魅力は大きいものの、最初の選品ミスが在庫リスクや販売停止につながることもあります。

大切なのは、
・個人の好みで選ばず、市場データに基づいてリサーチする
・規制・検疫・利益構造を正確に把握する
・交渉や確認は丁寧に行い、納得のいくパートナーを選ぶこと

中国仕入れに不安がある方は、OEM交渉や物流をサポートする業者を活用することで、安心してスタートが切れます。